安全・安心にこだわる生産管理
玄米荷受工程
まず、産地から運び込まれてきた原料玄米は荷受ホッパーに投入されます。この荷受ホッパーには集塵機付の床面立ち上げ式を採用することで、粉塵の飛散防止とトラックなどが持ち込む小石や土砂の混入を防ぎます。省力化によるローコスト生産を可能にしてます。
荷受ホッパー(床面立ち上げ式)
荷受ホッパー
玄米荷受工程
続いて、運び込まれた玄米から異物を除去する作業へと移ります。まず、玄米粗選機で玄米に混入しているモミガラに未熟粒、砂、糸屑などを風力で取り除きます。次に、回転式の磁石を応用したロータリーマグネットと呼ばれる機械で、固定式では取れなかった金属や砂鉄を、そして、玄米に混じっている小石や金属類は比重の差を利用する石抜機で除去します。このように異物を除去した玄米は、次工程での最適精米をはかるため、最適な状態のまま玄米タンクに一時保管されます。
玄米粗選機
ロータリーマグネット
玄米調質機
精米工程
この工場では、ロットに応じた4つの精米機ラインを備えているほか、金芽米精米機や胚芽精米機も導入しています。また、通常のラインと併せてBG無洗米ライン及びNTWP(ネオ・テイスティ・ホワイト・プロセス)対応ラインも稼働しています。
精米機
胚芽精米機
NTWPライン
精米精選工程
精米は、ロータリーシフターで砕米の除去及びガラス対応型色彩選別機によって、より精密な異物の除去が行われます。ガラス対応型色彩選別機では、可視光線及び赤外線により着色粒及び異物を圧縮エアで除去。その後、衛生面にも配慮したステンレス製の円形タンクに保管されます。包装される前には最後のチェックとして再度、スーパーチェッカー等によって取りきれなかった異物などの除去を行い、さらにバイブロスクリーンやロータリーマグネットで糠や砂鉄を除去します。
ロータリーシフター
ガラス対応型色彩選別機
インデントシリンダー
異物選別機(スーパーチェッカー)
バイブロスクリーン
包装工程
包装工程では、スカイラブシステムにより、精米袋を指定のパッカーへ自動的に供給します。オートパッカーでは、製品としての履歴管理のため、ロット番号を米袋に印刷するとともに、無孔袋対応の機種により袋詰めされます。そして金属検出機とウェイトチェッカーによる製品の最終チェックを行い、パレタイズロボットによりパレットへ自動的に積み上げられます。
包装自動ラック
スカイラブシステム
オートパッカー
金属検出機、ウェイトチェッカー
出荷工程
パレットに積まれた製品は、ロボトレインXと呼ばれる機械により、製品自動倉庫へと搬入されます。保管された製品は、受注センターからのデータに基づくコンピュータの出荷指示及び配車指示に基づき、トラックへの積み込みが行われます。こうして多くの工程を経て製造された安全・安心でおいしいパールライスだけがみなさまの元へと届けられるのです。
パレタイズロボット
ロボトレインX
製品自動倉庫
ピッキングカート